昭和49年2月28日に北海道の有形文化財に指定された太田屯田兵屋の模型。屯田兵440戸が暮らす住宅として、明治22年1月から明治23年5月にかけて、釧路集治監(所在地標茶)の囚人によって建設された。木造平屋造17.5坪(約58㎡)で、間取りは6畳と4畳半の畳の部屋、居間兼台所の板の間、土間、便所、押し入れからなり、天井はなく屋根に煙出し(排気口)が付いている。一般的な兵屋に対して入口が反対になる「裏返し型」といわれる建て方で、向かい合う平屋の入口が道路から遠い位置になる不都合を解消するための建て方といわれている。(太田屯田開拓記念館)