集乳缶


牛乳容器は、当初すべて舶来品が用いられたが、後にこれを模倣した国産品が普及した。牛乳缶の典型は輸送缶(集乳缶)であり、肩に取っ手がつく内蓋式の独特の形が、それ自体で酪農業を象徴する。容量は一斗(18ℓ)入り、一斗五升入り、二斗入りの3種類があった。材質も鉄板表面に錫をメッキしたブリキ製で、にぶい黒褐色をしていた。(太田屯田開拓記念館)


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