穀物などを鍋や釜の蒸気で蒸すための料理用具で、甑(こしき)とも言う。湯をたぎらせた釜の上に乗せて、下から蒸気を通す。底が格子状になっているものが多く、竹の簀(す)を敷き、これに麻や科布(しなぬの)を敷いて餅米・赤飯・ちまきなどを乗せてふかした。(太田屯田開拓記念館)