「夫羽柴秀吉者野人之子出於草来而僅為馬前之走卒信長公寵異之遇一旦時挙拝於将帥食於大邦其恩高似天深似海比挙世所知也　然信長公卒而秀吉忽忘主恩遂因際会謀企悲憤将滅其君後奪其国家惨哉　向拭信孝公今又興信雄公結兵大逆無道不可勝言其誰不疾視之今我寡君深懐信長公奮好切血信雄公之微弱赫然整旅不量勢之衆寡杖大義之當然伐天人之所悪人々豈可賞彼凶悪以汗乃祖佳名於千載乎惟尚専合力於義軍速討彼逆賊以快海内之人心因以告　天正十二年三月　康政判」・小牧・長久手の戦い：天正12年（1584）、徳川家康が織田信長の次男信雄をたすけ秀吉に対抗し尾張の小牧・長久手で戦ったが、互いにその実力を認め講和した。・康政（榊原康政）：江戸初期の武将。徳川家康四天王のひとり。小牧・長久手の戦いなどに武功をたてる。（太田屯田開拓記念館）