本庄繁長之肖像


・本庄繁長(1539~1613):江戸初期の武将。越後国小泉荘の領主。初め上杉謙信に従ったが、永禄末年武田信玄と結んで自立を図り、謙信と対抗した。このときは伊達・蘆名両氏の斡旋を入れて和睦したが、その後も織田信長と結ぶなど、謙信政権からの離脱を図った。謙信死後は上杉景勝と結び、出羽庄内の武藤氏に介入して支配下に収めた。阿賀北(下越後)の諸族のなかでも、とりわけ自立性が強く、天正19年(1591)には豊臣秀吉から出羽仙北一揆扇動の嫌疑を受けて改易を命じられた。朝鮮出兵に加わり、上杉家に帰参を許され、上杉氏の会津移封にあたっては、福島城代として一万一千石を給された。(太田屯田開拓記念館)


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