綿羊(親)剥製


緬羊は、昭和初期から村内で数頭飼われていたが、使用和22年(1947)頃から多く飼育されるようになった。戦後の物資不足の影響で、羊毛を毛糸にして、靴下・手袋・セーターなどを編んで着ていた。羊毛を毛糸にする道具は、各家庭で買い求めていた。昭和28年(1953)の太田村の状況は、飼養戸数221戸、頭数527頭。太田農協では、種牡緬羊を管理し、各飼養者の為に繁殖事業を行っていたが、昭和30年代になると、化学繊維が急速に発達し、純毛製品が徐如に使用されなくなったため、昭和36年(1961)には管理を廃止した。・緬羊:羊の別称。ウシ科のほ乳類の一群。毛は灰白色、柔らかくて巻き縮む。性質は臆病で常に群棲する。毛は毛織物の原料となり、肉は食用、脂・皮も用途が多い。(太田屯田開拓記念館)


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