川崎船


明治30年代から大正期の沖合底曳き漁業の主力として活躍した道東漁業で最後の無動力船。漁船の動力化が始まった後も、昭和30年頃まで活躍した。川崎船には越前・越中・越後・庄内の各型がある。厚岸のものは、新潟の漁民が釧路沖の底曳き漁場開拓のために進出したおり持ち込み、建造されるようになった。川崎船には特定の型はないが、船の大きさは7.5~12m、川崎という名前は福井県川崎村(現坂井市三国町)で初めて造られたことに由来する。(海事記念館)


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