西野家行嚢帳(こうのうちょう)
西野家行嚢帳は、一家で山形から厚岸へ屯田兵として入植した西野嘉太郎さんの弟である要三郎さんが、亡き兄を偲んで書き上げた回想録です。嘉太郎さんはどこに行くときも「行嚢」という旅行用の袋を持っていたので、この本の名前も「行嚢帳」としたそうです。
西野家行嚢帳は全長9メートルの和紙の両面に絵と文が記された絵日記のようなもので、一家で太田村に入植する様子や太田村での開墾の様子などが描かれ、当時の生活を知る上で重要な資料となっています。
ここの壁には行嚢帳の複写と、現代語訳を展示しています。
主な展示資料