国指定史跡国泰寺跡

景運山国泰寺は本州から開拓に来た人々やアイヌの人たちへの教化、日本の領土主張及びロシア勢力の阻止といった様々な目的で文化元年(1804年)に江戸幕府11代将軍徳川家斉(とくがわいえなり)の命によって建てられました。国泰寺は同年に建てられたウス(現伊達市)の善光寺、サマニ(現様似町)の等樹院と合わせて「蝦夷三官寺」とも呼ばれ、道東の歴史を語る上で重要な役割を果たしています。

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主な展示資料

日鑑記(写本)
国泰寺が建てられた文化元年(1804年)から文久3年(1863年)にかけて、歴代の住職たちによって書き継がれた寺務日記。天保14年(1843年)の大地震による津波の記録やイーモント号の難破、商人とのやりとりやアイヌの人々との関係が記されており、当時の厚岸の様子を知ることができる重要な資料として国の重要文化財に指定されています。
葵の紋
江戸に幕府を開いた徳川家の家紋。国泰寺山門にも葵の紋が施されています。
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