明治期の厚岸の建物
明治時代の厚岸町は市街地の南側(湖南地区)に多くの商店や寺社が建てられました。それらは明治23年(1890年)に刊行された『北海立志図録』に数多く描かれており、それらの絵は当時の厚岸町の様子を生き生きと今に伝えています。
郷土館中央部には同書を参考に再現した模型も展示していますので、ぜひ厚岸町の町並みを体感してください。
主な展示資料
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厚岸郡役所(模型) |
明治4年(1871年)に「開拓使根室支庁厚岸出張所」が設置され、やがて明治24年(1891年)に厚岸・釧路・阿寒・白糠・足寄・川上・網尻の7群を管轄する厚岸郡役所となりました。
厚岸郡役所が建てられていた場所には、現在、北海道立厚岸翔洋高等学校の校舎があります。→地図 |
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厚岸裁判所(模型) |
明治15年(1882年)6月20日、政府から出された法令により設置された「根室始審裁判所厚岸治安裁判所」が厚岸裁判所の前身です。
その後、移転と改称が繰り返され、昭和63年(1988年)5月に釧路簡易裁判所へと統合され厚岸町の裁判所は廃止となりました。 |