沿革

真龍小学校の沿革の概要

 本校は明治 18 年 10 月 21 日,厚岸郡朝曦小学校の眞龍分校として開校した。明治 33 年には校舎の腐朽と予算の関係から生じた廃校の危機を地域の人々の浄財による校舎新築と寄付により乗り越え,翌年の5月には眞龍尋常小学校として新たに歩み始めることができた。先人の教育に対する情熱と理解,そして子どもの将来を見据えた識見と英断であった。

 その後,昭和9年に現在地に移転改築し,昭和 27 年の十勝沖地震による災害からの復旧工事を経て,昭和 35 年から5カ年継続事業によって前校舎を改築した。

 昭和 60 年には開校 100 周年記念式典を挙行した。昭和 62 年,平成6年には校舎の大規模改修・改造工事が行われたが,前校舎の老朽化に伴い,平成 18 年2月に新校舎改築着工が決定され,翌年の1月に現校舎が完成した。

 校名は,開校以来,明治,大正,戦前と「眞龍」と称していたが,戦後の昭和 21 年4月1日に真竜小学校としたことが沿革史には記されている。その後の沿革史や昭和 60 年の 100 周年記念誌「眞龍の一世紀」における校名の記述が,「真龍」であったり「真竜」であったりするなど,統一されていない。しかし,本校の校名が開校当時に釧路國厚岸郡厚岸町大字眞龍町2番地に位置していたことに由来することを踏まえ,昭和 63 年4月から「真龍」で統一されている。

 少子化の影響により児童数が減少し,平成 20 年に厚静小学校,平成 21 年には尾幌小学校,上尾幌小学校,糸魚沢小学校が閉校となり,本校に統合された。また,平成30年に高知小学校が休校になったことに伴って学区が変更され,本校の校区となった。

種別 情報
厚岸町立真龍小学校_沿革