7月24日に海事記念館こどもクラブを実施しました。今回は「厚岸の歴史探訪」と題し、厚岸町の歴史を熊崎学芸員に解説していただきました。
最初は厚岸町郷土館。館内には、実際に町内から出土した本物の土器や石器が展示してあります。写真の土器は続縄文時代(およそ紀元前3世紀~7世紀)のものです。そんなに昔から、今の厚岸町には人類が生活していたんですね。今回は特別に触らせてもらいました! 矢じりはとても鋭く、今でも切れそうな感触でした。
郷土館にある資料の一つに、国指定重要文化財「蝦夷三官寺国泰寺関係資料」の一つである日鑑記の写本があります。日鑑記は文化元年(1804年)から文久3年(1863年)まで歴代住職が書き続けたもので、その中には江戸幕府の蝦夷地政策やイーモント号のこと、地震や津波のことなどが記載されていて、当時の厚岸を知ることが出来る貴重な資料です。
その他にも、アイヌの民俗衣装や昭和初期に実際に使用していた生活用具を展示しています。ダイヤル式の電話、よく使い方がわかったね!
次に国泰寺境内、本堂と見学しました。仏牙舎利塔には仏様の骨が入っているんだって。本当かな? 本堂の地獄極楽図はとても恐ろしかったね。この世の行い 気を付けて!
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厚岸町は道東の中でも最初に「場所」が設置された地域であり、その歴史はとても古く、深いです。今回の教室で、自分の町をもっともっと知って、もっともっと好きになって欲しいです。