11月21日に厚岸町海事記念館こどもクラブ11月教室を実施しました。
突然ですが、下の写真は、一体何だかわかりますか?
そう、ムラサキキャベツです。秋~冬にかけてスーパーで見かけたことのある人も居るでしょう。
今回は、この野菜に含まれる、アントシアニンという色素の特性を利用した実験教室です。
ムラサキキャベツをざく切りにし、お湯に浸すだけでアントシアニンが染み出てきます。
アントシアニンは、混ざる水溶液によって色が変わります。たとえばお酢のような酸性の液体と混ざれば紫色から赤色へと変化し、せっけん水のようなアルカリ性の液体と混ざれば緑色になります。
今回の教室のために、担当者は様々な液体を用意しました。休日に川湯温泉や阿寒湖温泉のお湯を汲みに出かけたり、海の水からにがりを生成したり、灰汁を作るために太田屯田兵屋まで行ったり…
各チームごとにそれぞれ調べたい液体を選んでもらい、実験開始! いざムラサキキャベツの水溶液を入れてみると、炭酸水が赤くなったり重曹が溶けた水は青くなったり…みんなの予想と全然違う結果に!!
りんごジュースはその後調べた結果、酸性の液体なんだそうです。
最後に、こんな実験をしました。ラーメンをムラサキキャベツの水溶液で煮ると、何色になるでしょう?
正解は……
緑色になります!! これは、麺を作る際に使われる「かん水」が影響しています。かん水はアルカリ性なので、ご覧のように緑色になります。
(このラーメンはスタッフが美味しくいただきました。)
アントシアニンはナスやサツマイモの皮にも含まれているので、気になる人は調べてみよう!