~アッケシソウ栽培候補地の検討~
現在、海事記念館では郷土の名前を冠した植物であるアッケシソウを広くPRするために、網走市能取湖の卯原内への視察を実施したり、研究者のみなさんに助言などをいただきながら、人工栽培の適地を検討しています。11月27日(火)には、能取湖でアッケシソウ再生事業に取り組んでいる東京農業大学の先生をお招きして、厚岸湖岸などで人工栽培ができないか現地視察をしました。
そして、郷土館前のアッケシソウですが、こちらは、8月まで順調に育ったのですが、それ以後、他の植物が繁茂し、赤く色づくことができませんでした。自然界に生育する植物を育てることの難しさを痛感しました。次年度以降も、新たな栽培候補地を検討しながら郷土館前での栽培も続けていきます。皆さんに赤く色づいたアッケシソウをお見せできるように、職員一同頑張ります。
赤く色づいたアッケシソウ
~アッケシソウ湖岸分布確認調査~
平成30年10月17日(水)、海事記念館では、厚岸湖岸におけるアッケシソウの分布確認調査を実施しました。この調査は、隔年で実施しているもので、平成26年、28年にも実施してきました。アッケシソウは、厚岸湖の北東側に位置する、金田崎や猫の沢、トキタイ川などで自生していて、そこまでは船で移動しました。岸辺に上陸後、波打際の潮だまりのような場所で、赤く色づいたアッケシソウが生育しているのを確認することができました。
この日は、私たちの他に、厚岸水鳥観察館の専門員も同行し、同館で持っているドローンでの空撮も試みました。これまで、なかなか足を踏み入れることができなかった場所を確認することができ、新たな調査方法の可能性を感じました。
・ドローンを活用した調査
・アッケシソウが確認された金田崎・猫の沢
2018年8月21日
8月上旬に暑い日が続きましたが、アッケシソウは暑さに負けずに生長しています。
現在、郷土館前のアッケシソウは大きいもので14~15㎝まで育ちました。
これから9~10月にかけて、きれいに赤く色づいてほしいです。
郷土館前アッケシソウ
2018年4月26日
今年もアッケシソウの試験栽培を始めました!
試験栽培を行うために、まずは土壌となる浚渫土をプランターに敷き、そこに種を蒔きました。
まだ芽は出てきていませんが、立派なアッケシソウが育つよう職員一同頑張ります!
現在、試験栽培を行っている場所は海事記念館前と郷土館前の二か所となりますので、興味がございましたら、ぜひ足をお運びください。
・保護育成活動の記録