昭和41年7月7日
厚岸町神岩
神岩チャシ跡及び竪穴群は、厚岸湖の北岸、別寒辺牛川左岸の丘陵地に位置し、約160haの範囲が指定されています。
遺跡は、チャシ跡と竪穴群及び貝塚で構成されていて、厚岸湖に南面しています。
チャシ跡は、標高50~70mの丘陵の先端部にあり、湖に面した2カ所と別寒辺牛川沿いの湿地の中に1カ所があり、周壕と貝塚が伴っているものもあります。
竪穴住居跡は、今までに763基が確認されています。大きさは5~10mで、深さ1~1.5mほどの円形または方形のものが多く見られます。昭和40・41・45年の3回にわたって行われた同遺跡に含まれる下田の沢遺跡の調査では、続縄文・擦文・オホーツク式土器や金属器などが出土し、住居跡や貝塚も確認されました。