昭和53年11月27日
厚岸町奔渡7丁目123ほか
チカラコタン竪穴群は、昭和47年に町教育委員会がおこなった厚岸湖周辺の遺跡分布調査で発見されものです。
この遺跡は、湖の南側に位置し、標高30mの丘陵の稜線に沿って4群に分かれて64個の竪穴住居跡が確認されました。一辺が5m、深さ80cm前後の方形のものが多いのですが、円形や楕円形のものも見受けられます。大きいものは10m近くのものがありますが、1m前後の小さなものもあります。
方形の竪穴住居跡は、擦文期(7~12世紀)のものと思われますが、円形や楕円形のものはそれより古い可能性もあります。
車の場合は、厚岸駅より約6km
「チカラコタン」とは、アイヌ語で「我輩の作りたる村」という意味です。