平成17年1月27日
厚岸町松葉4丁目111(池田氏宅)
蝦夷錦とは、もともとは中国の江南地方で作られた絹織物で、北京からアムール川(黒竜江)を下り、間宮海峡を渡ってサハリン(樺太)に至り、南下して現在の北海道にもたらされたと言われています。江戸時代中期に描かれた蠣崎波響筆の「夷酋列像」には色鮮やかに蝦夷錦が描かれています。
厚岸町にも蝦夷錦が4点現存しています。これは、北海道に現存するものとして唯一道東地方に残存した資料として注目されています。指定されている4点は打ち敷き状になっており、それぞれ青地龍文(顔部)、赤地牡丹文、赤地龍文(顔部)、同(胴部)の模様が描かれています。特に青地龍文は、顔の鼻先の部分が織り出されています。残存する蝦夷錦の資料には首・胴体を織り出したものが多く、鼻先の部分で作られた打ち敷きはこの蝦夷錦の他には2点しかありません。その点からも大変貴重なものと言われています。
一般には公開されていません。
「蝦夷錦」に関する資料・写真等は、 海事記念館(0153-52-4040)にあります。
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