昭和26年6月9日
厚岸町大黒島
大黒島は、床潭沖約4kmに浮かぶ周囲約6.0km、面積1.08㎢の無人島で、同島のほぼ真北にある小島とともに、厚岸湾口に位置して自然の防波堤を形成しています。
「だいこく」という地名は、島の形が大黒天の頭のように見えるためだと言われています。
昭和26年、厚岸灯台(明治23年11月25日初点灯)を含む島の南西部約120,000㎡(全島面積の約11%)が、海鳥の繁殖地として国の天然記念物に、また同39年に道立自然公園として、さらに同41年には全島が特別鳥獣保護区に指定されました。島には、コシジロウミツバメやオオセグロカモメ・ウミウ・ケイマフリなどが生息し、海鳥の楽園として注目を集めており、またゼニガタアザラシの数少ない繁殖地のひとつにもなっています。