教育長からのあいさつ

 

 

郷土に立ち、未来を見つめ、共に歩む人を育む


 

 

令和4年10月28日付で厚岸町教育委員会教育長を拝命いたしました滝川敦善(たきかわ あつし)です。職責の重さを受けとめ、厚岸町の教育の発展に向け誠心誠意努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

これまで厚岸町の教育行政は、不易と流行を見極め、教育を取り巻く諸課題解決のために教育施策を進めてきました。教育における「不易」と「流行」は言いつくされた感がありますが、不易とは「どんなに社会が変化しようとも、時代を超えて変わらない価値があるもの」であり、流行とは「社会の変化に関心をもち、時代の変化とともに変えていく必要があるもの」ととらえたとき、本町が大切にしているふるさと教育や読書活動、食育やスポーツ振興、文化財や学術資料の保全・活用などは不易であり、GIGAスクール構想やコミュニティースクール、情報モラルや感染症対策などの施策は流行ととらえることができます。私は、これからも厚岸で学び育つ子供たちに必要な「不易」と「流行」を十分見極め教育を進めてまいります。

これから子供たちが生きていく社会は、グローバル化や多様化が更に広がり、ⅠTの進展に伴う変化の激しい社会、歴史的に繰り返される感染症の流行や戦争など、世界規模で解決されるべき課題が身近な生活に直結する社会です。このような社会を生きていくために、どのような人を育てていかなければならないでしょうか。

厚岸町では、教育大綱でその育てる人を明確に3つ示しています。

・ふるさと厚岸に誇りと愛着をもつ人

・夢や目標をもって主体的・創造的に生きる人

・力を合わせてよりよいまちづくりに参画する人

私は、総合教育会議で町長と教育委員会が協議し策定したこの教育大綱の方針を継承し、教育施策として具体化し、理念である「郷土に立ち、未来を見つめ、共に歩む人」を育てていきたいと考えています。

厚岸町の教育を一層充実・発展していけるよう全力で取り組んでまいりますので、町民のみなさまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

厚岸町教育委員会

教育長 滝川 敦善