「香害」及び「化学物質過敏症」に関する実態調査結果

[発信日:2023年11月22日]

私たちの生活には多くの化学物質があふれ、柔軟剤や消臭除菌剤等の香料による健康被害で化学物質過敏症を発症する人がいます。
こうした化学物質による影響について、学校の中で「香りの害」について現状を把握し、児童生徒及び学校職員の健康維持管理に資することを目的に、令和6年9月に厚岸町立小学校及び中学校に在籍する児童生徒とその保護者、学校職員に調査を実施したところ、学校において人工的な香料(化学物質)に不快を感じる・体調不良を起こす方が一定数いることが分かりました。

香害による化学物質過敏症は、誰にでも発症する可能性があり、この発症を防ぐためには、香料に含まれる化学物質を抑制する必要があります。そのためには、香料の匂いが発する所から離れることや原因物質の使用を控えることが大切です。

学校で多くの時間を過ごす子ども達は、授業中など香害から避難することができず、また、自分の服の柔軟剤の匂いが他の子どもの健康に影響を及ぼすおそれがあることについて、まだ十分に理解している状況ではありません。そのため、周りの大人が香害による化学物質過敏症の発症リスクを理解し、日常生活の中で香料の使用を控えるなどの配慮が必要です。

次のアンケート調査結果をご覧いただき、今一度ご家庭で「香害」及び「化学物質過敏症」について考えていただければ幸いです。

 

〇 「香害」及び「化学物質過敏症」に関する実態調査結果報告書